地方都市の夕景

音楽と写真

夜に写真を撮るということ。あるいは、夜に魔法をかけられて。

結局、夜でも使えるカメラじゃないと役に立たない。

社畜の悲しいところだけれど、平日の夜か土日祝日しか写真を撮りに行くことができない。土日祝に予定が合わないことも多くて、必然的に平日夜の撮影が多くなる。というか、現状そういうケースが多い。結果、暗い写真ばかりになってしまい、最早それが作風と化しつつあるくらい。

本当は、フィルムカメラや、トイカメラの淡い、曖昧な描写が好きなのだけれど、それらは晴れた昼間じゃないと使い物にならないものばかり。そういう機材をいくら増やしても、結局使えるシーンが殆どないから、あまり意味がない、ということになる。それなら、デジタルで使うレンズのことを考えた方が良い。とはいえ、50mm1本で大抵は何とかなるのだけれど。

α7sというカメラに出会えて良かった。このカメラなくして、今の僕の写真は存在しない。

夜に魔法をかけられて

夜に魔法をかけられて

虚心坦懐

傍から見て同じことを繰り返しているだけのように見えて、やっている本人も同じことを繰り返しているだけだと思っていたとしても、その繰り返しの中で、ふいに新しい何かを見つけたり、一段階先に進んだりすることもあるのだなと気付いた。まだまだ知らない世界が沢山ある。既に何度も繰り返していて、分かっていると思っている物事の中にも、まだ知らない何かというのは絶対にある。完全に、完璧になるということはない。どこまで行っても必ず先がある。そんなことを思った。結局のところ、自分が知らないだけ。というか、自分ごときが知っていることなんてたかが知れている。

リコーフレックスを売りに出すことにした(欲しい人、いますか?)。
ホルガも売ろうと思う。ビビターは…まぁどちらでも良いか。余計な機材は雑念の元でしかないから、なるべく買わないようにしたい。デジタルは1台(2台目だけど)なのに、フィルムカメラがどんどん増えていく不思議。減らそう。

iPhoneを新しいのにした。8plus。分かっていたけれど、でかくて重い。4、5s、6s、8plusと、iPhoneは4台目だけれど、どんどんでかくなっている。8plusにしたのは、写真好きな人は大きいディスプレイのほうが良いだろうなと言う理由。編集もしやすくなるだろうし。

X / sea / blue


朝の海で写真撮った。

クロスプロセスは博打だなと思った。
でも、この感じはネガでは出せないし、
デジタルで撮って加工してもなかなかこうはならない。
クロスプロセス風の加工、とかではなく、撮って出しで色が転ぶのが良いのだ。
どう撮れているのか、いつも以上に分からない。
加工とは全然違う。全くの別物。



でも、やっぱりネガが一番かな。そして35mmが扱いやすい。

クロスプロセスは現像代もかかるし、できるところも限られてるし…。
他とはひと味違う色味になるのは好きなのだけれど。
なにより、今までクロスをずっとお願いしていたトイラボが業務縮小、どころかやがて終了する模様…。

今しかできないかもしれない。
やっぱり、手持ちのポジフィルムが尽きるまでは、たまにはやってみよう。


今週のお題はてなブログ フォトコンテスト 2017夏

ホテル ト◯ピカル

廃ホテルに行ってきた。
元々ラブホだったのを、ビジネスホテルに転用しようとしたけれど、
やっぱり儲からなくて廃業、壊すのにも金がかかるので放置、
とそんな経緯で廃墟化したそうな。場所が微妙過ぎるからだろうか。


内部は落書きだらけ。廃墟はどこもそうだけれど。

酷い…。


一部界隈では有名な、「血だらけの部屋」。
実際には血ではなくペンキだろうけれど。

こういう構図で撮りたくなった。ので撮った。

衣装は僕が自作して持ち込んだものですが、
壁の落書きは僕がやったわけではありません。念のため。

シウマイの崎陽軒


一人で下見に言った時、廃墟内でおじさんに遭遇したので、
(うわっ、管理者と出くわしてしまった…何と言い訳すれば…)とか思っていたら、
「息子が廃墟とか好きでね、息子と二人で来たんだよ」とのことだった。
廃墟内で他人に遭遇するのは初めてだったのでビックリした。

廃墟で一番怖いのは、お化けでも動物でもなく、他の人間。警備員とかも含めて。

ポートレートはなんだかんだ、50mmか35mmが撮りやすいけれど、
廃墟内を撮影するなら、28mmだなーと思った。
タクマーの28mmを持って行ったけれど、廃墟だと片手で撮れる方が便利だから、
MFのオールドレンズは使い辛い場面も。
というわけでソニーの28mmF2もちょっと欲しくなってしまった。
今後も廃墟行くだろうし…。とはいえ、侵入できる廃墟あるのかな…探さなきゃ。