地方都市の夕景

音楽と写真

季節は巡る、誰も彼もが等しく歳を取る。


「この広告は、90日以上更新していないブログに表示しています。」が出ちゃってるので重い重い腰(つまり腰痛)を上げて書いてみる。実に1年以上更新していなかった。釣りブログの方は毎回更新しているので投稿数がえげつないことになっているが。

・猫
猫の病気のエントリーが最後になっていたので、死んじゃったのかと思われそうだが普通に元気に生きています。3歳7ヶ月。最近はフードの選り好みというか我儘というか食べムラが出てきて困っている。食欲不振なので何かの病気か、あるいはまた胆管炎が再発したのかと何度か病院で検査したがいずれも異常なし。ただの気分なのでは、ということでフードを変えたりとか色々翻弄されたが最近は割と食べるようになったかも。身体はどこも悪くないけど以前より少し甘えん坊になったような。いやそれは最初からそうだったか。暴れん坊で甘えん坊なのでメスなのにオスみたいだなと思う。メスらしさというのをあまり感じない。オス猫を飼ったことがないから分からないだけかもしれないが。というか性別はあまり関係なくて、結局は猫ごとの性格なのだと思う。

・ゲーム
年末年始にかけてコ◯ナに感染。微熱がずっと下がらなくておかしい、と思い街でやってる無料のPCRやったが陰性。やっぱり治らないので医療機関で検査したら陽性だった。オミク◯ン?街のPCRは当てにならない、というか最悪まともに検査なんかしないで全部陰性にしてる可能性すらあるのでは(陰謀論)。暫く外出不可で暇なのでSwitchとポケモンバイオレットをポチって、鼻詰まりが酷くて眠れなかったのもあり3日ほどでクリアした。回復してからもポケモンシリーズは一通りプレイして、ブリリアントダイヤモンド、ソード、アルセウス、レッツゴーイーブイ、とSwitchでやれるポケモンは全部クリアした。あとレッツゴーイーブイで出ないポケモンをコンプする目的でポケモンGOまでやり始めた(最近漸く図鑑コンプ)。最近はゼルダティアキン、クリア後にブレワイ、ブレワイクリア後にまたティアキンをやっていてもう結構やることがなくなってきてDLC待ち。ポケモンSVはイベントレイドだけやってる。もうすぐDLC配信開始!楽しみ!

・釣り
今年はバチ抜け不発。河川はよく分からなかったが、港湾は間違いなく不発。それでもそれなりに何とか釣ったけど、明らかに魚が少なくてバチ自体も少なかった。バチ終わって以降シーバスは消え、クロダイ釣りに手を出したがルアーもチヌキューブも挫折して餌釣りに落ち着いた。しかもヘチ釣りじゃなくて独自の釣法?で。この釣りももうそろそろ厳しいかも。シーバス釣りたい。

・椅子
元はと言えばウェストバッグに色々付けて歩き回って釣りしていたせいで腰を痛めたのだが、それからちょっとした拍子でいきなり腰痛が再発するようになってしまった。椅子が良くない気がしたのでエルゴヒューマンジェネリック(2万)を買ってみて、良かったので職場用にエルゴヒューマン本家も購入(11万)。圧倒的に本家の方が良いけれどジェネリックもそれなりに良い。散財し過ぎた。13万あったらギター買えるじゃん。

とはいえ椅子は合う合わないも好き嫌いもあると思うし正直どれが良いのか分からない。他の椅子を試座とかも全くせずにネットで購入。アーロン、コンテッサ、バロン、エルゴ、この辺が定番なのかな?エルゴが一番安かったからという理由も大きい。

あとこのサポーターがあると楽。しかし常用するものではないとのこと。

痛みマックスできついときはこれがないと立ち上がれない。

もう30代後半、つまりアラフォーなので身体にガタが来る頃合いなのだろうか。歳を取っていくことについては大分前に諦めていて、どんどん若返っていく人なんていないのだから仕方ないと思っている。若返るのはコナン君だけ。仕事上もある程度歳取ってる感じの方が舐められないというか、信用されるような雰囲気あるし。
もうすぐ人生折り返しなのだなと思ってしまう。まぁ無駄に長生きしても仕方ない。ちいかわのセイレーン編にもそんな話があったが、永遠の命って怖い。みじん切りにされても死ねなくて藻掻き苦しむのだから。元より僕は50代とかで癌で死ぬのだと思うが。そう考えると折返しどころか残り時間少ないな。

猫が胆管炎になった

うちでは「ゆず」という名の猫を飼っている。お迎えしてから2年が経ち、生後5ヶ月の子猫?だった彼女も今では2歳半の成猫に。もうすぐ2歳と8ヶ月。
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今年の2月に謎の体調不良で食欲不振になり、元気もなくなってしまったので病院で診てもらったのだけれど、結局原因は不明だった。「胃腸炎ですかね~」みたいな感じでそのうち元気になったので、あれは何だったのだろう?という感じだったのだけれど(この時の対応に疑問を抱いてしまったのでここの動物病院には行かなくなった)。それからは動物病院といえば、眼の掻き過ぎ?で眼頭が赤くなってしまって目薬を貰いに行ったのと、ワクチンを打ちに行ったくらいで、特に問題なく元気に過ごしていた。

しかし、7月半ばにいきなり嘔吐。普段あまり吐かない猫なのだけれど、その後も連日朝と夜に毎回吐くようになってしまった。本人はケロッとしていて食欲も元気もあったので、また謎の体調不良なのかなということで動物病院へ行き、とりあえず点滴・注射をしてもらって薬を貰って様子を見ることに。それでもまた嘔吐してしまい、元気もなくなってしまった。ゆずが元気ないとなると、釣りに行って折角魚が釣れても何だか嬉しくない。心の底から喜べない。そうやって普段魚を虐めているから罰が当たったのだ、とかそういうことは言わないでください。

翌日朝一で再度病院へ。血液検査してもらったところ、肝酵素ビリルビンの値が高く、エコーで見ると胆管が腫れているとのこと。胆管炎(胆管肝炎)の疑い。猫の身体の構造上、膵炎を併発している可能性があり、その場合命に関わるので通院では難しい、入院するしかないとのことだった。どうしよう。突然病気になってしまった。大丈夫なのかな?猫は喋らないし、不調があっても隠そうとする。飼い主が気にかけて、小さなサインに気付いてあげなければならない。最初から様子を見てなんかいないで検査してもらえば良かったのだ。前回の体調不良の際、件の病院で「金払ってくれるならいくらでも検査しますけど、何も出てこないかもしれないし、無駄になるかもしれませんよ。どうせ何も出てこないでしょうし。どうしますか?」みたいな態度を取られて苛ついたのもあってバイアスが働いた、と言うと言い訳になってしまうが、とにかく正確な判断ができなかった。他人のせいにしても仕方ないが、猫のためには常に最善を尽くすべきだと反省した。


避妊手術の時に1泊2日の入院はしたが、それ以外では初めての入院。仕事終わりに毎日面会に行った。(仕方ないが)狭い入院室で点滴の管を繋がれていたゆず。僕や妻が来ると音や匂いで分かるらしく、いつものようにベロベロと指を舐めてくれた。血液検査の値は回復傾向、かと思いきや吐いてしまってまた上がって、といった感じで一進一退。何も手につかず、祈るような毎日だった。結局数値は回復していないが、一先ず吐かなくなったし入院の必要はなくなったということで、予定より少し延びて退院。膵炎は併発していなかった。4泊5日の入院で、ペット保険で3割負担なので3万円ほどだったが、保険に入ってなかったら10万円だった。恐ろしい。これ以降は投薬で様子を見ましょうということで毎日薬を飲ませる。


家に帰ってこれて嬉しくて、ずっとゴロゴロ言っていたゆず。やっぱり我が家が一番だにゃ、という感じ。暫くはめちゃくちゃ甘えん坊になっていた。そう言えば小さい頃はいつもこんな感じだったな。入院生活が寂しかったのだろうか。喉元過ぎれば熱さ忘れるのか、すぐに元通りのツンデレに戻ってしまったが。投薬も最初は難しかったが、今では回数をこなしたのと投薬用ちゅーるを買ったおかげで慣れてきた。抗生物質だけは不味い?臭い?みたいで投薬用ちゅーるでは見破られてしまうので、別の投薬用おやつに包んで口の中へ入れて飲ませる。こうやってまた一つ、猫の扱いに慣れていく。

甘えん坊に磨きをかけて帰ってきたゆずに一週間薬を飲ませ、また病院で再診。途中、また嘔吐してしまっていたので案の定という感じだったが、肝酵素ビリルビンも全然改善が見られなかった。吐いているせいか体重も減ってしまい、2.8キロから2.6キロに落ちてしまっていた。黄疸で耳が黄色くなっていた時もあったし。同じことを続けていても改善の見込みが無いので二次診療を、ということで紹介状を書いて頂き、二子玉川というか高津というかそのあたりにある「高度医療センター」なる二次診療専門の病院で診てもらうことに。何だかどんどん良くない方向に向かっている。何でこんなことになってしまったのだろう…。初めは2週間後に来て下さいという感じだったが、予約の空きができたとのことで2日早まり、さらに3日早まり、お盆休みの初日に連れて行くことに。最先端の動物医療をやっていて「最後の砦」などと呼ばれているらしく、色んな重い病気の動物が来るところだから、予約の空きができたとはつまりそういうことなのだろうか。いや、単に飼い主の都合が悪くなっただけということもあるだろうけれど。

ゆず、初めての電車。初めてのタクシー?ゆずは愛知県生まれで東京まで運ばれてきたので、車には乗ったことあるだろうけれど。片道1時間弱といったところだが、ゆずは慣れない移動と外の世界の五月蝿さで緊張して怯えて、キャリーバッグの中で蹲っていた。ごめんよ。外の世界は五月蝿いよな。最寄り駅からはタクシーで。配車アプリとか初めて使った。
長い待ち時間の後漸く診察。いつもの病院から資料は引き継がれているとはずなのだけれど、一から全部病状を説明。一通り検査するので3、4時間後くらいに呼び出しますとのことだった。

待ち時間がとにかく長く、とにかく暇だった。4階の待合スペース、もといラウンジは何だか臭かったので長時間居るのが苦痛で外に散歩に出掛けた。とはいえ周りには何もない上、猛暑で炎天下、かつ風も強くて日傘もさせない。近くの川でナマズでも探そうと思ったのだが、鯉が溜まってる場所を見つけただけで終了。クロダイも見た気がするが気のせいかも。暑すぎて外には1時間も居られなかった。アイスを食べたり、パンを齧ったりして臭い待合スペースで只管時が過ぎるのをぼーっと待った。予定より少し押して呼び出しがあり、再び診察室へ。血液検査、レントゲン、エコー、そして針を刺して肝臓の細胞を1個だけ取って調べるというのをやって、「胆管炎ですね」と言われた。うん、それは知ってた。これで10万円…。てっきり、今日はお腹を空けて肝臓の組織を取ってそれを見てもらえるのかと思っていたのだけれど、それは最終手段だからまだやらないと。一次診療と重複することをまた一からやっただけで、結局新たに得られた情報は両方の腎臓に石がある(!)という点くらいだった。あとは胆管炎については腫瘍の疑いはないということくらい。今飲んでる抗生物質が効かないなら別の抗生物質も試してみては?ということで別の薬を出された。

うーん、何と言うか、この辺鄙なところまで苦労して来て散々待たされた挙げ句、結果がたったこれだけ?で、たったこれだけで10万円なの?あとCTも撮るならプラス10万円、そこからお腹開いて肝臓の組織を取るなら更に…。今日のところは別の薬を試してみて、それで改善が見られないようであればまた来てもらって、それで別の手段を取りましょうと。え、また来なきゃいけないの?猫のために最善を尽くしたいなら何十万でも払えよ!と言われそうだが、うーん、なんだかなぁ。上手く言語化できないが、色々モヤる。移動だけでもゆずには多大なストレスだから、何回も通ってたらそれだけで具合悪くなりそうだし、、、色々あれだが仕方ない。10万円ほど払って、沢山薬を貰ってその日は帰宅。保険の限度額は1日2万までだから、保険の意味がほぼない…。ペットショップで言われるがままに加入してしまったが、限度額のない保険もあるらしい。知らなかった。ただ、今から変更するとなるとまた色々面倒そうだし…ここは今後要検討だな。


そこからまた1週間ほど薬漬けの日々が始まり、ゆずは元気だったり元気なかったり。しかし新しく飲み始めた抗生物質が合わないのか下痢をしてしまうようになったので、いつもの病院で下痢止めをもらう。全く効かなかったが。台風の日なんかは低気圧のせいか一日中寝てたりもしたが、段々元気になってきたような。バタバタ走り回ったり、おもちゃで遊んだりするようになった。君、治ったのかい?

薬を全部飲みきった段階でまた病院で再診。病院ばっかりだな。これで良くなってなかったらステロイドを使っていく。しかし抗生物質が効かずステロイドを使わなければならないということは、これは一時的な細菌感染ではなく先天的な免疫疾患だということになる。それだと完治はせず、寛解と悪化を繰り返していくことになってしまう。血液検査の結果が出るまで、緊張と空腹で吐きそうだった。結果的にはまだ異常値とはいえ、肝酵素ビリルビンも半減していた。下痢はしてしまうが、抗生物質が効いているようだ。良かった。変に薬を変えてまた数値が上がってしまっては仕方がないということで、別の下痢止めをもらって同じ薬を続けることに。これで良くなるのか。良くなってくれ。

しかし結局下痢止めは全然効かなくて、抗生物質は止めてステロイドを使うことに。抗生物質を止めたら下痢は2日ほどで治った。身体に合わなかったみたいだ。ステロイドを2週間飲ませて、エコーの検査をしたところ胆管の拡張は大分治っていて、血液検査の数値も良くなっていた。さらに一週間後、肝臓の数値はさらに下がり、ビリルビンはほぼ正常値に。漸く終わりが見えてきた。結局、ステロイドが効いたのか。ということはやはりこれは先天性の免疫疾患というか、ゆずは元々胆管炎になりやすいみたいだ。今後も再発しないか注視していく必要がある。全く、手が掛かるね君は。その次の週、肝酵素ビリルビンも正常値に。2ヶ月掛かって漸く治った。まだステロイド以外の薬は少し飲まなければならないが、これを飲み切ったら終わりという感じ。ゆずちゃん、お疲れ様でした。


色々と大変だったが、猫を、生き物を飼うというのはこういうことである。野良猫、もとい地域猫の写真を撮ったり、餌をあげたりしてかわいい~とか言ってるだけとは訳が違う。病気一つせずにずっと元気で居てくれれば良いが、そう上手くいくとも限らない。生き物なのだから、調子の良いときも悪いときもあるのが普通だ。人間と同じで歳を取ってくれば様々な病気に罹るリスクも上がるし、最後はいつか必ず死ぬ。それでも何で皆ペットを飼うのかといえば、やっぱりかわいいからなんだよな。人見知りせずに誰にでも愛嬌を振りまくような猫もいるが、大抵は警戒心が強くて気を許した人間にしか油断した姿は見せない。飼い主はその油断したかわいい姿を知っているから、うちの子が一番かわいい、と思うのだと思う。単に一緒に過ごしている時間が長いからというのもあるだろうけれど。


ゆずはペットショップで買ってきた猫であり、しかも誕生日は1月である。猫の発情は日照時間によって決まってくるから、自然界(野良)では12~2月生まれの猫というのは存在し得ない。が、ブリーダーの元で生まれた猫の場合はこれが普通にある。猫に限らず、魚やら他の生き物でも、そして野菜や果物でもやるような方法だが…要は日照時間がキーだから、電気を点けっぱなしにして日照時間が長いと錯覚させれば、本来発情しないような時期でも雌猫は発情するのだという。雌猫が発情すれば雄猫も発情する。この方法だと年に3回は産めるらしい。当然母体は、母猫はボロボロになるだろうし、すぐに死んでしまうのだろうと思う。そんな方法で生まれてきた子猫たちが果たして健康に育つのだろうか。最初にゆずと会ったとき、彼女は5ヶ月だったが、5ヶ月の割にはだいぶ小柄な体型だった。発達障害とまではいかないし、すぐに大きくなって雌猫としては十分な大きさに育ったが。アメリカンショートヘアーの雌で3キロはまぁ小さい方ではあるが、標準体型の範囲内ではある。でも、何となく病弱な感じがするのはそういうことなのかな、とちょっと考えてしまう。ただのバイアスかもしれないが。

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112154ちゃん。ペットショップが間違えていなければ、これが生後間もない頃のゆず。本当は別の猫かもしれない。全く面影がないし正直分からない。(以前にも書いたが)はじめは保護猫を貰おうと思っていたのだけれど、夫婦共働きではダメとのことだった。通常どこの保護団体でも保護猫は条件が厳しい。ならばペットショップでも良いから、せめて売れ残ってて値下げされちゃってるかわいそうな子を引き取ってあげよう。そんな気持ちで選んだのがゆずだった。自然界ではあり得ない時期に生まれた、とか言い始めたら、そもそもブリーダーの元で生まれてる時点で不自然である。いや、もっと言えばアメリカ産の猫が日本にいる時点でどうなの?そもそも自然って何だ?まぁどうでも良い事だろう。どんな境遇だったとしても、生まれてきた子猫たちに罪はない。保護猫だろうが捨て猫だろうがペットショップで買おうが、その子が幸せに暮らしていけるなら何でも良いんじゃないかな。ペットショップで売れ残った猫が最後どうなるのかと考えたら、こんな狭い家でも来れただけで幸せだったと言えるのかも。本人に聞いてみないと分からないけれど。いや、聞いても猫語しか喋らないから良く分からないけれど。


寝てばかり、ゴロゴロダラダラしてばかりの生き物だけれど、猫というのはそういうものだし、それで良いのだ。ただ元気でさえいてくれれば。

写真用フィルムの価格高騰、常軌を逸している

いつの間にかフィルムの値段が半端ないことになっていた。円安の影響もあるのだろうけれど、信じられない高騰ぶりだ。これを書いている現在だとコダックのULTRAMAX400の36枚撮りが10本セットで23000円。1本2300円。マジかよ。体感的にはポートラの倍じゃんという感じ。以前は1000円超えるフィルムなんてのは高級フィルム扱いだったのに、今や1000円以下で買えるフィルムなんて存在しない。富士の100ですら1300円…!?以前は業務用という名の400円位で買えるやつがあったのだけれど。購入履歴が残っていた範囲で、自分がやっていた頃(2016~2018くらい)と現在のアマゾンでの価格を比較してみると、

コダック ポートラ400 36枚 5本入
5600円 @1120円 → 14700円 @2940円

・ロモ400 36枚 3本入
1380円 @460円 → 4980円 @1660円

コダック エクター100 36枚 
1115円 → 2590円

といった感じ。ポートラ、エクターは最早マーケットプレイスしかないので当てにならないが(期限切れかもしれないし)、それでも倍以上。ロモも3倍以上になっている。ちなみに写ルンですは27枚撮りで2400円。現像・データ化含めて1回4000円弱くらい?こんな状況だと、これからフィルムカメラを始めるのは難しいだろうから新規の需要も見込めないのではないかと思う。物価は上がって、でも給料は上がらないのだから。完全にお金持ちの道楽になってしまった。フィルム代・現像代を惜しまずにいくらでも使えるのでないと、1ショットにいくら掛かるか考えてしまってシャッターを切ることに躊躇ってしまい、結果良い写真なんて撮れない気がする。とはいえ完全にフィルムがなくなることもないだろうとは思う。富士フイルムなんかは写真用フィルムについては全く採算が取れていないが、それでも一定層の根強い需要があるから販売を続けているという状況らしい。慈善事業というかファンサービスというか。

しかしフィルムカメラ本体は値下がらないどころか高騰しているという。骨董品的な感じ?レンズはアダプター経由でデジタルでも使えるから分からないでもないけれど、フィルムカメラ本体はフィルムが買えなければオブジェでしかないぞ…。ただ高いのは機械式の一眼レフフィルムカメラニコンF3とか)、あとは高級コンパクトフィルムカメラコンタックスT2とか)だけであって、電子制御の一眼レフフィルムカメラやプラ外装のコンパクトフィルムカメラなんかはジャンク扱いで投げ売りされてたりする。僕の使ってたキヤノンEOS KISS 5も中古で2000円弱だったが、今はどうだろう。

以前、妻と出会ってから結婚式までのフィルムオンリーの写真集を作ったのだけれど、あれを今作ろうとしたら一体いくら掛かるのだろうと思ってしまった。逆に今の状況だからこそフィルムオンリーというのが意味や価値を持つのかもしれないが。少し前のフィルムブームの時代にフィルムで撮ることに拘りを持っていた人たちは皆、今どうしているのだろうか。フィルムのストックが沢山あるという人もいるだろう(当然期限切れになってしまうだろうけれど)。デジタルに移行する人も多いだろう。オールドレンズとか使って。あるいは時代の流れと割り切って完全に最新のデジタルに移行するのか。趣味なんだから値段じゃないんだよ!と言われればそうかもしれないが、それにしても値上がり方があまりにも常軌を逸していると思う。多少の値上がりは仕方ないにせよ、個人的には最早甘受できるレベルではない。


デジタルでフィルムを再現したい。というわけでもないのだけれど、何となく好きだからフィルム調の現像をしてしまう。ザラザラの粒子感のノイズが好きで、どうしても加えたくなってしまう。ギターのエフェクターで言うとテープエコー風のデジタルディレイみたいな感じだろうか。スプリングどこにも入ってないスプリングリバーブとか。敢えてLo-Fiなミックスをすることだってあるし、フィルム調、ヴィンテージ風、というのは流行関係なく残っていくものなのかな。


フィルム調の写真が好きなら富士のカメラなんてどうかな、フィルムシミュレーションって良さそうだな、と思って色々調べてみたけれど、APS-Cなのにフルサイズ並みの値段なのでゲンナリしてしまった。カメラ本体とレンズ2本とか買ったら余裕で20万くらいになってしまう。X100Fは中古でも在庫なし。X100Vも20万弱といったところか。本体で言えば中古なら5万円くらいから買えることは買えるけれど、とっくにサポート切れているので壊れたら修理不能になってオブジェと化してしまう。
あとはSIGMAのfpなんかもティール&オレンジとかパウダーブルーとか、色良さそうなんだけど本体とレンズ1本で20万くらい。うーむ。カメラとは直接関係ないけれど、iPhoneを買い替えても、Macを買い替えても20万くらい。何をするのにも20万円。たかが写真の色がどうのこうののために20万円も払う価値ある?フィルムシミュレーションってそんなに良いの?幻想じゃない?というかライトルーム+RNI FILMSで既に似たようなことやってるじゃん…。マウント増やしちゃうと散財の元だし、用途の被るカメラ増やしちゃうとどれを使ったら良いか迷いが生じてしまうし…と色々逡巡して結局全部却下。写真は何が写ってるかが全て。色味とかそんなのRAW現像でどうにでもできるでしょ。カメラなんてα7Sが1台あれば大丈夫。iPhoneMacも買い換えは壊れてからで大丈夫。今持っているものを大事に使おう。

防水コンデジOLYMPUS Tough TG-5というカメラについて

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気付けば3月ももうすぐ終わり。すっかり春だ。染井吉野も一気に咲き始めて、もう満開という感じ。暦の上では3月からもう春だけれど、まだまだ寒い日も多かったし、やっぱり春といえば4月から、という気持ちが強い。年度始まりが4月からだからか、年度始まり=春みたいなイメージが刷り込まれているのかもしれない。あるいは桜=春みたいな。

そして気付けばもう1年ほどアルコールを口にしていない。相変わらずコーラとか炭酸水とか、ノンアルコールのレモンサワーなんかを飲んでいます。俺は素面で生きていくのだ。意外なほど飲みたいという気持ちはもう起きない。禁酒ブログと化していましたが、書く必要なくなったからもう終わりかな。今は酒より釣りをしたいのと寝たいという欲が強いです。

ずっとカメラもレンズも買っていなくて、カメラはα7Sとα7Ⅱ、レンズは55mmF1.8とか35mmF1.4とかの単焦点数本でずっとやっている。タムロンの望遠買おうかと思ってたけど結局買っていない。フィルムの在庫がなくなったのでフィルムカメラももう使わなくなってしまった。フィルムも高騰し過ぎだし、フィルムに関してはもうこのまま引退でも良いかなぁという気持ち。
新しいカメラを手にしてしまうとどれを持ち出したら良いのか迷いが生じてしまい、それが嫌なのでもう何も買わないつもりだったのだけれど…これだけは必要でしょう、ということで釣りに持っていくための防水コンデジを買った。型落ちのオリンパスTG-5。勿論マップの中古。新品でカメラ買ったのって最初に買ったα6000くらいなんじゃないのか…?もう6年前くらいだろうか。
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4と5は明確に違うけれど5と6はほぼ同じ、というかマイナーチェンジという感じなので5で良いかなと。1/2.33型のセンサーなんてどうせ使い物にならないだろうと思っていたけれど案外使えた。勿論暗所性能なんかは普段使っているフルサイズと比べたらダメダメだけれど、少なくともiPhoneで撮るよりは全然綺麗。RAWもダイナミックレンジが狭いが意外と使えて、少なくとも釣った魚の写真を撮る程度なら不満はないレベル。何より、釣りの時にしか持っていかないので、他のカメラと用途が被らないという点がポイント。

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こう見てみるとやはり夜に撮った写真はイマイチではあるが、それでも今までのiPhoneで撮ったのよりは全然マシ。昼間に撮ったニジマスの写真なんかは綺麗だな。
防水だから雨の日でも壊れる心配がないし、釣り堀に行って練り餌でベトベトになった手でも躊躇なく扱える。汚れたら丸洗いすれば良い。これは他のカメラではなし得ない芸当だ。GoPro的に水中に沈めて水中映像も…撮ろうと思えばできないこともない。そのまま水没したら嫌だからやらないが。このカメラのおかげで釣りがちょっと楽しくなった感さえある。釣った魚の写真を綺麗に残せるようになったし、釣れない時でも夜景とかイメージカット的なのを撮ってお茶を濁すこともできる。

ソニー信者としてはRX0なんかも迷ったけれど、やはりカメラはカメラっぽい形をしている方が扱いやすいし、RX0は実機を触ったら背面液晶が笑えるくらい小さくて見づらかったので却下。Nikonのやつとかも迷ったけれど、これも実機触ったらボタンが硬過ぎたりとか操作性がイマイチだった。消去法でオリンパスTGになったが、正解だったと思っている。ただしjpeg撮って出しだと微妙みたい。RAW現像必須です。
あと、すぐ白飛びしちゃうのが難点だけれど、1型センサーのRX100とかでも白飛びには滅法弱いから、これはセンサーサイズ的にどうしようもない話なのかもしれない。

春になって海水温も上がってきて、冬の間沖の深場に居た魚たちも接岸してきて釣れるようになってきた。長い冬の時代が終わって、これから初冬くらいまで楽しい季節がやってくる。
メインブログまで釣りに侵されてきているが、今回はあくまでカメラという切り口なので。

tsuriblog.hateblo.jp
↑釣りブログの方は釣りに行く度に頻繁に更新しています。

未来について

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今年ももうすぐ終わりか。そういえば断酒はずっと継続中で、もう9ヶ月?ほどアルコールを口にしていない。ケーキには微量にアルコール入ってたけど、まぁそれくらいは取り除きようがないから仕方ないかというところで。居酒屋に行ってもノンアルビール飲んでます。流石にもう慣れた。酒が全く飲めない人になったような気分。やっぱり酒飲んじゃうと人生が酒に振り回されるような感覚があって…酒飲まなくても生きていける人生の方が絶対に楽だ。大学生の頃とかそれでも毎日楽しかったわけだから、あれくらいの時期のような感覚に戻りたかったのだ。

酒のことは割とどうでもよくて、こちらが本題。僕はこのまま、何一つ成し遂げられずに、何者にもなれずに死んでいくのだろう。でも殆どの人間なんてそんなもんだし、別にそれで良いのでは、という気持ち。そもそも何かを成し遂げたいとも思わないし、所謂「何者か」になりたい、有名になりたいとかも思わない。宅録も写真も釣りも全部自己満足の趣味だけれど、自己満足で良いじゃんという感じ。自分以外の誰かに評価されることを求めちゃうとつらくなるだけだ。

僕ももう30代中盤で、中年のおじさんに差し掛かっている。おじさんは透明人間なんて言われるけれど、要は誰にも見えていない、誰からも注目されていない、モブのような存在だということ。モブとして、社会の歯車として、市井の人々の1人として生きていくこと、そしてそれを肯定すること。こういう考え方をする程度には、僕も歳をとったのかもしれない。

悠々自適な老後なんてものは僕らの世代にはないだろう。そんな生活ができるのは一部のお金持ちだけで、そういった「老後」という概念自体が昔の、平成の遺物みたいな感じになっていくのではないだろうかと思う。

僕らの世代は75歳くらいまでは働かなければならないのだろうか?このままあと40年くらいは同じような生活が続いていくのか。死なない限りは。仕事が好きだからとかボケ防止とかではないく、食っていくために働き続けなければならない。年金なんて勿論貰えない、あるいは年金機構が破綻、年金システムそのものが崩壊しているだろうか。ベーシックインカムに置き換わるなんて言われていたりもするけれど、そんなの本当にあるのか?

今の職場もいつまで存在しているのか分からない。転職とかするのか?というかできるのか?無職になるのか?バイトで、Uber配達員なんかで日銭を稼ぐことになるのか?その頃にUber配達員なんて存在してるのだろうか。全部自動運転の車とか、ドローンが運んでたりして。そんな未来のことをちょっと考えたりした。

先のことは分からない。明日地震が来て死ぬかもしれないのだ。分からないことを考えても意味がない。まぁ何とかなるだろう。日々を楽しく生きよう。
久し振りの記事なのに全く中身がない文章になってしまった。