地方都市の夕景

音楽と写真

至高のサブカメラ、RX100

サブ機としてSONYコンデジ、RX100を購入。
今回は写真盛りだくさんでお送りします。

RX100とは、SONYが出しているコンデジ、コンパクトデジタルカメラで、小さい筐体に1インチというコンデジにしてはそこそこ大きめなセンサーを搭載しているのでコンデジにしてはそこそこ写りが良いというカメラです。今現在RX100は初代~M6(第六世代)まで出ている(あとM5Aというよく分からんやつも)。購入に際して色々調べたところ、結論から言えば自分みたいにα7シリーズ等のメインの一眼があって、サブとして使う程度なら初代RX100で十分だと思った。勿論新しい機種の方が機能も多いし、性能も良くなっているので、これ一台で何もかも撮りたい人とか、お金が余っている人は一番新しいの買えば良いとは思うけれど。
とはいえ、これはあくまでサブ機だよなぁと思う。できることは限られているし、物理的な制約も多い。言ってしまえば所詮はコンデジというか、何を撮るかにもよるけれど、どうしてもセンサーが小さいから大きいボケは作れないし、風景とかスナップ向きだなと。僕が買おうと思ったのは、治安がそんなに良くない地域に旅行に行く際に持っていくサブカメラが必要だったから。

ファインダーのあるM3とも迷ったけど、お店で実機を触った感じだとファインダーはちっちゃくて見づらかった。あと、ポップアップさせてから手前に引く、という2段階の動作が面倒だなと思ったのと、ちっちゃいパーツで作られてるから弄ってるうちに壊れそうだなとも…。そもそもコンデジでファインダー覗いてじっくり撮るということはないだろうな、というのもあったし、ファインダーを押し込むと電源が切れるという謎機能は要らない気がした。初代RX100の余計な機能のなさ、かっこよく言えばミニマルさが愛おしく感じたのと、初代が一番薄くて軽くてコンパクト、レンズの画角が28~100mmである(M3以降は24~70mm、M6は24〜200mm)というあたりが決め手となり初代にした。コンデジにはコンデジならではの使い方があるし、ちゃんと撮りたいときはα7Sを使うから、余計な機能など要らないのだ。
初代の一般的なデメリットとしては、ファインダーがない、背面液晶が動かない、Wi-Fiが使えない、といったところか。自分の場合は、ファインダーは先程書いたように要らないと思ったし、液晶が動かなくても自分が変な体勢になれば良いだけだし、自撮りはしないからOK。Wi-FiがなくてもRAWで撮ってSDカードからPCに取り込んで編集、というフローだから関係ない。

初代RX100、調べてみると大きく3つに分かれているようだ。
一つはシリアルナンバーが3から始まる最初期の世代で、「MADE IN JAPAN」となっている。これは発売当初(2012年)のもの。中古市場には多いが、年季が入っていることを意味する。その後製造されたシリアルナンバーが6から始まる世代は「MADE IN CHINA」と中国製に切り替わっている。そして2018年3月頃から流通している個体はシリアルナンバーが0から始まっており、ファームウェアが「ver.2.00」となっている。それまでの個体ではファームウェアは「1.00」か「1.10」であり、「2.00」にアップデートすることはできない。どうやら基板自体が変更されているらしい。レンズ先端の「Carl Zeiss」という記載が「ZEISS」に変更されている、という情報もあったが、これはよく分からなかった。「ZEISS」となっていながら、シリアルナンバーが古い個体などもあったので。でも「ZEISS」の記載になっているやつはほぼほぼ2018年製の新しいやつと思って間違いないかと。

参考
www.kitamura.jp

m-toolbox.net


ファインダーがあるかないか、液晶が動くかどうか、Wi-Fiがあるかないか、日本製かどうか、ファームウェア云々、全部大したことではなくて、要はコンパクトでポケットに入れられてサッと取り出してサッと撮れるかどうかだから、一番安いので良いのではないかと思った。というか安くないと雑に扱えないから、機動力が落ちるのだ。森山大道スタイルでいこう。ちなみに森山大道Nikonコンデジらしい。GRじゃないのね。


使ってみて、ちゃんと撮りたい時以外はもうこれ1台で良いんじゃないかとさえ思った。CONTAX T2なんか買うより、はじめからこちらを買っておけば良かった(あの時期はフィルムがやりたかったので、あのカメラを使うという経験を買ったという意味では悪くなかったとは思うけれど)。RX100はなによりコンパクトだし、レンズシャッターだからシャッター音が「プチ」っという感じでとても小さい。ズームもできるし、スナップには最適なカメラだ。この大きさのカメラだからこそ撮れる写真、このカメラでしか撮れない写真というのがあるなと思った。

RX100のRAWは、α7SのRAWと比べるとどうしてもダイナミックレンジがやや狭いが、実用レベルではあるかなといったところ。当たり前だけれど、α7Sと比べて色の乗り方も微妙に違う。RX100の方がややビビッドな印象を受けた。

ということで、お待たせしました。RX100の作例をご覧下さい。
ちなみにトップ画はiPhoneで撮りました。


適当なチョイスですが、コンデジならではの機動性を生かした写真が撮れているのではないでしょうか。どうでしょうか。
写真によっては、α7Sで撮ったのと区別が難しいくらいのものもあるかも。全部RAW撮りのlightroom現像です。

ちなみにRX100に関しては、伴さんのブログが一番参考になる。僕もこのブログを読んで初代RX100を買うことにしました。僕のブログなんか読むより伴さんのブログ読みましょう。youtubeも観ましょう。

vantherra.com



SONY デジタルカメラ DSC-RX100 1.0型センサー F1.8レンズ搭載 ブラック Cyber-shot DSC-RX100

SONY デジタルカメラ DSC-RX100 1.0型センサー F1.8レンズ搭載 ブラック Cyber-shot DSC-RX100


なお、滑りやすいのでラバーグリップは必須です。僕のは前のオーナーが付けていたらしく、初めから付いてました。ラッキー。


あと、背面液晶にはなんか貼った方が無難。


バッテリーも、1個だと不安だったので中華製のを買いました。


ということで、RX100、おすすめです。α7Sの方がさらにおすすめだけれど。