地方都市の夕景

音楽と写真

深夜にだらだらとネットを見るのが好きだ

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写真やカメラに関すること、PCに関することなど、何か調べ物をしている時もあるし、或いは特にあてもなくネットサーフィンをしているだけの時もある。大抵、後者だけれど。ヘッドフォンで音楽を聴きながら。ほぼ毎晩。

何が直接のきっかけだろうか。恐らく最近よく実家に帰っているから、そのせいなのかもしれないけれど、高校生くらいの時のことを思い出すことが多い。実家にいたのは18歳の時までで、僕が実家を出てから実家は2回引っ越しているから、今の実家は実家であって実家ではないのだけれど…「実家」という単語を使い過ぎて段々意味不明な文章になってきたが、それはさておき、型落ちのノートPC(VAIO)を父親に買ってもらい、実家にネット環境が整ったのは確か高校2年の時だった。もう10数年前のことだけれど、その頃から何も変わってはいない。当時高校生だった僕は夜な夜なノートPCに向かい、インターネットを見たり、オンラインゲームをやったり、MSNメッセンジャーで友人とチャットしたり、はたまた(大きな声では言えないが)ファイル共有ソフトに手を出したり、等、よく夜更かしをしていた。流石に受験の直前は控えていたけれど。

30代になった今では、大抵酒を飲みながらだけれど、やっていることは大体同じだ。相も変わらず、こうして僕は夜な夜なノートPCに向かって、こんな内容のないブログを書いたりなどしている。RAW形式で撮った写真のデジタル現像をしたりもしている、というのはちょっとした進歩かもしれない。そう言えば、なぜか常にノートPCだった。持ち歩くことなんてないのだから、デスクトップでも良かったのに。最初は型落ちのVAIO、大学を卒業してからそれが壊れてしまい、新たに買ったのはASUSの3万円くらいの激安ノートPC。次が親父から譲り受けたMacBook Air、そしてこの前買った中古のMacBook Pro。これで4台目。
ちなみにMacBook Proは突然起動しなくなったり(セーフブートしたら直って、原因も特定できた)、Wi-Fiに繋がらなくなったり(SMCリセットしたら直った)、大丈夫かよ…という感じもあるけれど何とかやっていっている。やっていきましょう。

思えば、インターネットがあったからこそ今の僕がある。公立高校はある程度の遅刻や欠席があっても卒業できる、といった情報は2ch(当時)の大学受験板で得た知識だ。結果、僕はギリギリまで高校の授業をサボることで浪人生並みの勉強時間を捻出し、図書館や予備校の自習室に通い詰めて勉強した結果、志望校に現役合格することができた。ファイル共有ソフトのおかげで色んな音楽を聴くことができたからこそ…否、この話はやめておこう。インターネットを通じて知り合った人も沢山いるし…最近の話では、妻と知り合えたのもインターネットというかSNSがあったからだ。インターネット万歳。ちなみに出会い系アプリとかではなく、ツイッターとインスタグラム。

この前の土曜の夜、妻と食事に出かけて、散歩しながら家に帰ってきたところで猛烈な眠気に襲われ、倒れるように眠ってしまった。眼を覚ましたら1時過ぎで、それから眠れなくなってしまったので、いつものように缶チューハイを飲みながらインターネットを見ていた。外が段々明るくなって来た頃、眠くなってきたので眠ることにした。我ながら、何とも自由な生活だ。大学生の頃を思い出した。大学1年とか2年の頃の夏休みはずっとこんな調子だった。一人で酒を飲みながらだらだらインターネットを見る時間とは、至福の時である。高校生の頃は、夜中の3時とか4時とかまでボンバーマンオンラインをやっていて親に怒られたりしていたな…。でも上京して一人暮らしになってからは自由だった。それは今でも大体同じだ。夜は静かだし、みんな寝ているから他の誰にも邪魔されない。誰かからメールが来ることもないし、電話がかかってくることもない。静謐で平和な世界。永遠に夜が続けば良いのに。みんなは眠り続け、僕は只管だらだらと酒を飲みながらネットをする。でも朝は来てしまう。また一日が始まってしまう。そしてまた仕事に行かなければならない。楽しい時間はあっという間に過ぎ去ってしまうものだ。なんて切ないのだろう。

夜は死んだんだ。いくら呼んでも帰っては来ないんだ。もうあの時間は終わって、君も人生と向き合う時なんだ 。