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MacBook Proを買った。

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先日の記事の続きだけれど、色々考えてMacBook Pro mid2012を買うことにした。MacBook Air mid2012からの乗り換え。

amilamia.hateblo.jp

しかし、注文して届いたMBPはいきなりフリーズし、その後もビープ音が出たり、フリーズしたり、応答しなくなったりと、まぁ一言で言えばハズレだった。原因がどこにあるのか分からないが、恐らくハード面でどこかが壊れてしまっている。ということで返品することになった。

このMacBook Pro mid2012という代物、裏蓋を開ければ容易に改造できる最後のモデルなので、メモリを16GにしてHDDをSSDに換装すればそこそこ使えるマシンになるのではないか、という目論見だった。が、如何せん古い中古PCなので、故障も多いのだろうか。というか中古のMacなんて所詮こんなもんなんだろうか…ソフマップなんかにもうちょい在庫があるっぽいからそっちをポチってみるか…否、本当は分かっている。そんな中途半端なことをするくらいなら、大人しく新品のiMacを買った方が早いということを。しかし、新品のMacは高い…ということで、妥協点を探った結果がMacBook Pro mid2012を改造して使う、という選択肢だったのだけれど。これならトータル10万もかからないし。中古で良さげなの出るのを待ってみるか。どうするか。

この件はずっと課題だった。今使っているMacBook Air mid2012は父親から譲り受けたもので、これもこれでもう6年前のPCだ。Sierraがちょっときついようで、冷却ファンの回り具合が激し過ぎるのでちょっと不安になる。何も使っていなくても、起動しただけでメモリを4G近く使いきってしまう。そして、少し前にLightroomがアップデートされてからさらに動作が重くなり、メモリ4Gではまともに動かせなくなってきてしまっていた。そもそもMacBook Airというのは軽さ・薄さが売りで、ネットやメール打つくらいのライトユーザー向けのモバイルPCだから、RAW現像にガシガシ使うことなんて想定されていないのだろうけれど。メモリ8Gだったなら少しは違っただろうか。CPUもかなり非力だ。1.7GHzて。調べていて気づいたけれど、フラッシュストレージも64Gしかなかった。時代遅れにも程がある。
そろそろサポート対象外になるし、いきなり壊れる可能性もある。機械というのは何でも消耗品だし、いつかは壊れる。カメラだってスマホだって掃除機だって冷蔵庫だって、いつかは壊れて買い換える羽目になる。それらと同じだ。できたら長く使いたいのだけれど。

やっぱり新品のiMacかなぁ…Retina4Kディスプレイなんていらんやろ、と思っているけれど、使ってみるとやっぱり良い!となるのかも。CONTAX T2買った時もそうだったけれど、ヤフオクで安いのを買ったら、結局すぐ壊れて修理代がかかってしまったので、多少高くてもお店で整備済みのものを買った方が長い目で見たら得だった、という、つまり安物買いの銭失いは良くない。のだが、いかんせん新品のiMacなんぞ買おうものなら、何やかんやオプション付けると軽く20万くらいになってしまう。なぜなら後からメモリ増設、みたいなことができないので、長く使うためには初めからある程度スペックを盛っておく必要があるから。んー、20万くらい軽くポンと出せるような人生だったら良かったのに。

とか考えているうちに、またもや中古で良さげな個体を見つけたのでポチってみた。懲りずにまたもや、MBP mid2012である。今度の個体はHDDをSSDに換装済み。メモリは8Gだが16Gにするつもり。これで現像が捗るぞ~\(^o^)/しかし、またぶっ壊れブックプロmid2012だったらどうするか…どうするも何も、返品する以外選択肢ないが。そしたらもう中古は諦めて新品のiMac買うか?
とかなんとか考えていたところで、なんと「発送前にチェックしたところ、壊れているようで、起動しません。キャンセルとさせてください」という旨の連絡が。なんだそれ。壊れてるの分かってて送ってこられても困るから、まぁ良かったけれど(ちなみに1件目の業者は、「うちでチェックした感じだと不具合なんて発生しないので正常品です(お前の使い方が悪い、あるいはありもしない嘘を捏ち上げるな)」くらいの感じだったから二度と利用しない)。

さて、やはり新品のiMacかなぁ、しかしやっぱり高いなぁ、うーむ、と唸っていたところでまた良い感じの中古のMBPを発見。今までで一番安い。おまけに3ヶ月保証がつくとまで謳っている。興味本位でポチってみた。

ここまで来て漸く気づいた。これは最早こういう運命なのだ。こうするしかないのだ。つまりは、僕はアタリを引くまで、こうやって状態の良い中古のMBPを探し続けるしかないのだ。そしてメモリを増設し、HDDをSSDに換装して長く使うのだ。そうなる運命であるに違いない。どう考えても、それ以外に選択肢なんてないのだから。であるならば、運命に身を任せよう。何としてでも状態の良い中古品を探し当てよう。ハズレを引いたところで、返品すれば良いのだから、時間と手間はかかるけれどお金はかからない。そのためには、信頼できるところから買う必要はあるが。ヤフオクとかメルカリはダメ。

MBP mid 2012を改造して使うことに拘っているのには理由がいくつかあって、まず、このやり方が今現在考えられる中で最も安く(コスパ良く)ハイスペックなMacを手に入れる方法であるということ、そして、最新のMacを新品で買うと高いし、何より映像出力端子がThunderbolt3というクソ不便な新規格になってしまうので、データ移行するにも外付けディスプレイを使うにも、新しく変換ケーブルなりハブなりを買わなければならない羽目になるから、それが嫌だったのだ。できる限り、今現在のPC周りの環境を変えずに、PCのスペックを上げたかった。それだけだったのだ。可能であるならば、今のPCのメモリだけ16Gにできればそれで良いくらい。しかし現実的にはメモリが基板直付けだから増設不可能で、故にこのような自体に陥っている。

さて、結局MacBook Proの中古を買うのは三度目になってしまったのだけれど、二度ある事は三度ある、ではなく、三度目の正直。今度は普通に動いてくれた。むしろこれが当たり前なのではないかと思うのだけれど…中古のPCなんて所詮はそんなものなのだろうか。どうしても当たり外れがある。ハズレを引いたと思ったら、即返品。即返品できるよう、信頼できる筋から買う。これ鉄則。
半日かけてメモリ交換、SSD換装、リカバリー、データ移行を完了させ、

MacBook Air mid 2012 11-inch
プロセッサ 1.7GHz Intel Core i5
メモリ 4G
ストレージ フラッシュストレージ 64G

MacBook Pro mid 2012 13-inch
プロセッサ 2.5 GHz Intel Core i5
メモリ 16G
ストレージ SSD 500G


と一気にパワーアップした。本体が5万、SSDとメモリが3万くらいだったので約8万。同じくらいのスペックのMacBook Pro(Touch Bar・Touch IDなし、2.3GHz、メモリ16G、SSD512G)を新品で買うと22万強といったところなので、14万くらい得だった。コスパ最強。とはいえ、将来的に最新OSがインストールできなくなるし、改造しているからサポートの対象外になるし、といったデメリットはあるのだけれど。長く使えると良いな〜。今のところ、当たり前だけれど動作サクサクになりかなり快適。時間を金で買ったというところか。ここに辿り着くまでに時間かなり無駄になったけれど。