地方都市の夕景

音楽と写真

20180101

写真は彼女の家の猫のみつおくん。
人懐っこいと言うか、むしろ馴れ馴れしいくらい。僕が撫でたり触ったりしても無抵抗で、怒ったりはしないのだけれど、その代わり向こうも僕に気を遣うことなんてしない。寝ているとお構いなしに上に乗ってくるし(かなり重い)、寝床のスペースを占領してくる。そしてグーグーと鼾をかいていた。もっとスリムで静かな猫ならば良かったのだが…。でも、彼の身体はふわふわと柔らかくて暖かかった。撫でてやると気持ち良さそうな顔をした。手の匂いを嗅がれたり、ペロッと舐められたりした。猫って良いなと思った。

サティを聴きながら電子書籍を読んでいたら、年を越していた。2018年。また一つ歳をとるのか、と思うと何だかうんざりする。

母親は思っていたよりは、割と元気そうだ。が、痛み止めのレベルが上がったというか、より効き目の強い痛み止めが処方されるようになったとのこと。つまりは対処療法でしかないのだ。いつどうなるか分からない、という状態ではないが、確実に悪い方向に向かっていることだけは確か。

父方の祖父が病院で寝たきりの状態なのだけれど(母方の祖父母は2人とも10年以上前に亡くなっており、父方の祖母も一昨年亡くなっている)、会いに行ったら呼吸も荒く、会話もできなくなっていて、もう大分容態が良くないようだった。少し前までは自分で歩いてトイレに行ったり、ご飯を食べたりしていたらしいのだけれど、ここに来て急に容態が悪化したようで、もう長くはないだろうとのこと。近々また、休みを取って実家に戻ることになりそうだ。

柔らかくて生暖かい猫の体温、炬燵で眠る母親、呼吸が荒く、呼びかけても反応のない祖父。命とは。人生とは。なんか色々考えてしまう。自分もやがて死ぬのだな、とか。どう生きてどう死ぬのか、とか。このままで良いのか、とか。考えても仕方のないことばかりだ。酒でも飲んで寝てしまおう。また明日がやってくる。休みなんてあっという間に終わり、また仕事が始まる。まぁ年初めなんて、殆どやることないだろうけれど。フォトショップの勉強でもしようかな。年度末は忙しいかな。面倒な事ばかりだな。文章にしてしまうと、酷くありきたりで陳腐な感じだが、人の人生とはそういうものなのだろう。