地方都市の夕景

音楽と写真

インフルエンザで寝込んでいて、多分明日(月曜日)も休みなので夜更かししている。
というか、昼間に寝過ぎているせいで、夜眠れなくなってしまっているのだ、最近。
水曜日に病院に行って、木金土日月、と五日間は投薬期間なので、少なくとも明日は休めるだろう。
火曜水曜あたりも、まだ保菌している可能性はあるから、うつるとアレなので長居しないように、ということで早退くらいはできるかもしれない。働きたくない。

外は信じられないくらい寒い。冬が来たのだ。寒くて何もする気が起きない。
というか、もはや深夜だし何もできないのだが。
ちょっとだけ掃除なんてしてみた。
トイレマットとバスマット洗った。
台所を少し片付けた。
ココア…じゃなくてお茶を淹れた。
今日は甘いものばかり食べていた気がしたから。
そしてこれを書いている。

寒くなると鬱になる。全てが虚しい。何のために生きているのか分からない。
ここ数日ずっと寝込んでいて、ニートのような生活だったから、余計にそう感じるのかもしれない。
社会と関わりを持つことって大事だなと。
何もしないでゴロゴロしているだけでお金が貰えるのなら…なんて考えたりするけれど、それはそれで虚しい感じがする。
僕の人生なんて大したことない。この先も、大したことは起きはしないし、いつかは死ぬ。
僕は何がしたかったんだろう。何になりたかったんだろう。
思えば、小さい頃から将来の夢なんてなかったな。
でも大人たちは子供に夢を持つことを強要して来たから、その都度適当な答えでお茶を濁していた。
結局、僕は、小さな企業で、一応、曲がりなりにも、とある専門職として働いている。勤続五年目くらいか。
この先もずっとこの仕事を続けていくのか。続けていけるのか。分からない。
けど、他の仕事をしたこともないし、特段何かスキルがあるわけでもコネがあるわけでもないし、
結局この業界でやっていくしかないんだろうな。なんなんだろう、人生って。
「意味などなくて ただそれだけでいい」とグレイプバインは歌っていたけれど。

何となく、今まで関係を持った女の子達のことを思った。今年会った子なのに、もう名前を思い出せない子がいて。
LINEの友達リストをよーく探して、やっと見つけた。思い出した。そういえば、そういう名前だったな。
自分も、他の誰かからしたら、そんなもんなのだろう。そんなもんだよなあ。

繰り返しになるが、僕の人生なんてなんてことはない。空っぽである。中身はスカスカだ。
生きていたって意味などない。どうせいつか死ぬのだから、明日死んだって良いじゃないか、とすら時たま思う。
歌を歌ったり、ギターを弾いたり、曲を作ったり、写真を撮りに行ったり、あとは、彼女の存在、それくらいか。人生の楽しみって。
よく多趣味だと言われるけれど、自分としてはそうでもないと思っている。小説なんか全く読まなくなったし。
インフルエンザで彼女と会えなくなったから、そう思っただけなのかもしれないが。彼女がいないとやっていけないなと。
彼女が、というか、要するに他人がいなきゃ生きて行けないんだなと。孤独を好んでいるような節はあれども。
一人の時間も、他人といる時間も重要で、そのバランスが崩れるとよくないんだなということ。
ずっと一人でも、ずっと他人といてもおかしくなる。

冬が来たのだ。春になれば、こんな憂鬱な気持ちからも開放されるかもしれない。
桜が咲いたら、写真を撮りに行きたい。