地方都市の夕景

音楽と写真

雨宮まみ

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雨宮まみ女史が亡くなった。そんなにめちゃくちゃ好きだったわけでもないし、むしろ殆ど文章を読んだこともなかった。ので今ブログを読み漁っている。とても綺麗な文章を書く人だ。いや、とても綺麗な文章を書く人だった。美とは。

「何歳まで生きますか?」という本を持っているのだけれど、そこに雨宮まみのインタビューも載っていた。ブログにも書かれていたが、希死念慮があったようである。死因もよく分からないし、詮索するつもりもないが。何れにせよ、もう彼女は戻って来ないのだ。彼女の新しい文章を読むことはもう未来永劫、できない。そう思うと無性に悲しい。

R.I.P.

古いアルフレッドバニスターの靴を色違いで5足も持っている。僕はいつまでこれらの靴を履き続けるのだろうか。などと思いながら素足でアルフレッドバニスターの靴を履いて寒い中向かったコンビニではいつも通り、いつもと同じ冴えない感じの店員がいた。お互い、またこいつか、と思っているのだろうが、会話を交わすことはない。バイトだから、急にいなくなったりする。それぞれの人生がある。そして、いつかは必ず死ぬ。

雨宮まみっぽく書いてみようと思ったけど、僕の文章力では無理だった。左腕は治りつつあるけれど、まだ完治はしていない。未だに痛みがある。週末、バンドのスタジオ練習があるが、自分の曲くらいはなんとかなるかなと言うレベル。チョーキングやビブラートができない。自転車には乗れるようになった。

死とは。明日死ぬのなら、仕事にも行かなくて良いし、将来のことも考えなくて良いし、お金だって好き勝手使える。けど、全てが虚しくなるな。世界が終わるその日に、貴方は何を望むのか。いつか絶対死ぬのに、なぜ明日死んではならないのか。よく分からなくなってきた。僕が死んだところで、悲しむのは家族と恋人と友人、両手で数えられる程度の人数である。そして、彼ら彼女らもやがて死ぬ。何だかよく分からない。

今なのかもしれない、と何となく思った。


いずれにしても、人はある日突然死ぬ。会いたい人には会わないといけないし、好きな人には好きと伝えよう。




雨宮まみ女史のブログを読み漁っていて、無性に着ない服を捨てたくなってきた。

そして、僕もヨウジヤマモトとかイッセイミヤケとか着ようかなと思った。お金ないけど。

何歳まで生きますか?

何歳まで生きますか?